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3.1データ密度の空間分布

この事業で電子媒体化した、KoMMeDSデータの全球分布と海域別観測数を図3.1.1と表3.1.1に示す。緯度経度不明、年月日時不明データを削除すると、データ総数は1901〜1932年間で101万9105通である(表3.1.1)。
図3.1.1に示されるようにデータは、航路上に密に分布するけれども、北半球では北太平洋東部の北緯20度以南と北大西洋中央部の北緯10〜30度には観測データはほとんど存在しない。また船舶データは南半球、特に南太平洋のほとんどと南緯40度以南には全く存在しない。
表3.1.1は緯度経度10度毎に区切った海域のデータ通数を表す。ここでハッチングはデータはあるが、数が10個未満である場合を意味する。この表から日本周辺と北太平洋北部、インド洋にデータが多いが大西洋および南半球にデータが少ないことが分かる。
これら船舶による気象観測データは、この年代に洋上で観測された数少ない海上気象観測データであり、大変貴重なものである。電子媒体化されたこれらのデータは、今後海事・船舶関係の調査や気象学研究におおいに役立つものと期待される。

 

 

 

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